日々のこと

宇宙飛行士毛利衛さんの講演に行ってきた!

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今回は、四日市文化会館で開催された宇宙飛行士の毛利の講演に行ってきた話です。
よろしければ、ご覧ください。

開催されたのは1ヶ月も前のことですが、勝手な都合により報告が遅れましたこと、大変申し訳ありません。更新できなかった理由については下記記事をご覧ください。

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講演が開催された経緯

2021年8月7日に元宇宙飛行士の毛利衛さんによる講演会が、四日市にて開催されました。それは、四日市ライオンズクラブ結成60周年記念事業として、なんと無料で聴くことができる講演でした。

詳しくは以前書いた下記の記事をご覧ください。

四日市に宇宙飛行士毛利さんがくる!?こんにちは、夫婦ブロガーのよかみえです。 ブログ運営→夫メイン, ブログ記事→妻メインでやらせてもらってます。 四日市を中心に、三重...

元宇宙飛行士の講演を無料で聴ける機会なんて、そうそうないと思い、すかさず申し込んで行ってきました。

講演の内容について

導入

まず始めに毛利さんがおっしゃったのは、向田 真優選手への激励でした。ちょうど講演の前日、四日市市出身のレスリング選手向田 真優選手が東京オリンピックで金メダルを撮られたのを、四日市のホテルでみていたそうです。たまたま四日市で、四日市出身の選手が金メダルをとるところを観れた偶然を、とても喜んでおられました。「向田選手を知っている、またはなんらかの繋がりのある方はいますか?」なんて質問もされて、フランクな印象でした。

DVD鑑賞

次は宇宙開発に関する大まかな時代の流れや、宇宙での活動についてのDVDを見ました。

皆さんは普段どれくらい宇宙について意識していますか?
私は、普段ほとんど宇宙のことなんて考えていません。ニュースで、日本人宇宙飛行士が選出されただとか、帰還されたとか、打ち上げが成功した、等を耳にしても深く知ろうと思ってきませんでした。なので、始めにおおかまなDVDを見たことでなんとなく、宇宙への関心を引き出してもらえてよかったです。

宇宙に関心を持つ様になったきっかけ

DVDが終わって、いよいよ毛利さんによるトークが本格的に始まりました。

毛利さんは、子供の頃から宇宙飛行士になろうと思ってはいなかったそうです。子供の頃にテレビで見たガガーリンの「地球は青かった」という言葉に感銘をうけ、宇宙に興味を持つようになったそうです。ただ、その時点ではまだ子供の淡い憧れの様なもので、自分が本当に宇宙飛行士になって宇宙へ行くと強く思い描いてはいなかった様です。科学者という道を志すようになったのは、故郷の北海道でみた、皆既日食がきっかけで、その現象はとても衝撃的だったとのことです。

毛利さんの講演では、たびたび科学者として宇宙飛行士になったというニュアンスの言葉がありました。毛利さんとしては、宇宙飛行士になりたかったと言うよりは、科学者の延長で宇宙飛行士になったという感じなのかもしれません。

宇宙でのこと

宇宙飛行士になったきっかけは、現在のJAXAが宇宙飛行士を募集していて、それに応募したら運良く通ったことと、いろんな人の助けや、幸運あったからの様です。毛利さんは終始口調も穏やかで、「自分一人の努力で勝ち取った」みたいなニュアンスはありませんでした。そこに至るまでの色々なことがあって、いろんな人の助けがあって、宇宙飛行士として選抜されたという感じで、周りへの感謝を感じられました。

毛利さんが宇宙へ行かれた当時は、宇宙に行けるのはアメリカかロシアの「軍人」のみだったとのこと。そういう時代の中で「科学者」といして宇宙へ行けたことは、毛利さんにとって大きな意味を持っている様にでした。

国同士の思惑とか利益とか関係なく、一つの地球にのために宇宙で研究をすることができるのが日本人ということなのかもしれません。私がそう受け取った理由としては、日本人宇宙飛行士の野口聡一さんが、テレビに出演されていた時に、国際宇宙ステーションでは一応アメリカサイドとロシアサイドで分かれているという話をしていたからなんです。今でも、アメリカとロシアの攻防が宇宙でもあって、日本人は立場上うまいことやっていくことができるのかもしれません。

子供たちへのメッセージ

これからの宇宙開発は、「火星に行く」ことが目標となるとのことです。そして、火星に行く様な宇宙飛行士は、今この会場に来ている子供たちから世代がでるだろとおっしゃっていました。またそんな時代には、日本人のように温和なリーダが必要とされるだと言うともおっしゃていました。

事実、4月から国際宇宙ステーションの船長に星出宇宙飛行士が選ばれてもいるとも。日本人の持っている、思いやりや協調性は、宇宙の様な極限環境での人間関係でも必要とされるという経験があるからでしょうか。また、宇宙におけるリーダーだけでなく、地上でも日本人にリーダーシップをとって引っ張っていってほしいとおっしゃっていました。最近話題の、SDGsでも日本人がリーダーシップを発揮していけるだろうと。日本人が本来持っている、自然との調和した生活観念は非常に稀で、まさにSDGsだからとのことです。

熱いメッセージですね。素敵です。来ていた子供達は強い刺激をもらったことでしょう。息子が大きくなったら、この話をしてあげたいです。

質問コーナー

最後に質問コーナーがありました。子供を中心に質問を受け付けておられました。

宇宙デブリを見ましたか?

遠くに飛んでいるのは見ました、一緒並走しているのは見ていません。デブリは実はとても小さくて、とても早いので近くではあまりみえないんです。

ゲームばかりではなく、子供に勉強させるにはどうしたらいいですか?

ゲームが悪いとは思いません。20年前私は、ゲームが上手い人が出世すると言っていましたが、実際そうなっているし。ただ、条件は決めてその範囲でさせるのは大事だと思います。あとは好きなことを見つけること、また嫌いなことを嫌いだと言えることも大切だと思います。日本で、やりたいことを学べるのは大学からなので、それまでに色々みて経験するのが良いと思います。

中国が月の裏側を探索していましが、どう思われますか?

現時点で月の裏側を調べても何にもならないし、お金のある国がやればいいと思います。最終的に人類のためや世界のためにならないと許されないだろうから、今はたっぷりお金を使って貰えばいいと思います。

宇宙デブリの質問は、小学生の男の子かしていました。最近の小学生は、お利口で感心しました。彼にとって、毛利さんの講演が有意義だったことを祈ります。

最後に著書の宣伝

最後に、毛利さんが執筆された書籍の宣伝がありましたよ。

『わたしの宮沢賢治 地球生命と未来圏』ソレイユ出版、2021年

宮沢賢治と毛利さんが結びつきませんが、毛利さんとしては宮沢賢治と改めて向き合って色々と、共通点や得るものがあり、有意義な時間を過ごせたとのことです。機会があれば読んでみてください。

まとめ

毛利さんの、話が聞けてよかったです。宇宙飛行士になるには並大抵の努力や運、人望等た大変だろいうけれど、そんな方のお話は刺激になります。

ただ、400名くらいのキャパシティーの会場に、100名くらいしか入っていなかったのが勿体無いですね〜。せっかく無料だったのに。なぜでしょう?

毛利さんの話を聞いて、日本人の温和なリーダーシップでいいんだと思える様になりました。

良い教育の機会を与えてくれた、四日市ランオンズクラブさんに感謝です。

ながくなりましたが、それではまたー。